私の成長ストーリー これから、みなさんは仕事でたくさんの自己成長を感じることでしょう。そこで、自分らしいプロを目指すみなさんの参考にしていただくために、TDS社員によるリアルな成長ストーリーをご紹介します。

私の成長ストーリー これから、みなさんは仕事でたくさんの自己成長を感じることでしょう。そこで、自分らしいプロを目指すみなさんの参考にしていただくために、TDS社員によるリアルな成長ストーリーをご紹介します。
UXライター・プランナー

伊東 久瑠実

出身校:立命館大学 映像学部 映像学科 卒業
入社歴:7年目

  • 学生時代は何を学んでいましたか?
    映像学部でしたので主に映像技法を学んだり、実写映像の制作をしたりして、3年生からは映像人類学を専攻しました。映像人類学は、分かりやすく言うとドキュメンタリーです。対象となる人や集団と関係を作り、時間をかけて観察・対話しながら心を通わせていき、その過程や文化を映像として記録します。
    当時は深く考えていませんでしたが、今思えば、この頃から人の思考や行動に関心があったのかもしれません。それが今の業務にもつながっている気がします。
  • 在学中は、どんな業界・企業への就職を考えていたの?

    映画やMVなどを自主制作する際、主に制作部として立ち回ることが多く、企画を考えたり制作をサポートしたりする役割を担っていました。その経験を活かしたいと思っていたので、業界・企業ありきではなく「プランニング」ができる会社を探していました。
    どんな業界でも企画をする機会はあるかと思いますが、学生時代にクリエイティブな学びや体験をしていたので、同じように創作することを主とした会社で働きたいと思っていました。

  • TDS入社を決めた理由は?
    地元は福岡なのですが、関西の大学に進学していました。当時は就職のタイミングで福岡に帰ろうと思っていましたが、将来的には福岡だけにこだわらず環境の変化も考えても良いかなと思ったこともあり、それなら東京と福岡など複数のエリアに拠点を持つ企業が良いと思いました。職種と環境という2つの条件が叶う企業があまり多くない中、絞られた企業の1つがTDSでした。仕事内容や環境面において、当時描いていた理想にぴったりな、これ以上ない会社だと思いました。
    ただ、残念なことに募集の段階では東京での採用のみだったのです。ですが「福岡で働きたい」と直接伝えたところ、前向きに検討していただけた点もTDSに惹かれた理由のひとつです。結果、福岡ブランチに就職することができました! しっかり話を聞き、真剣に考えてくれる会社だと感じたのをよく覚えていて、入社後の今でもその印象は変わりません。
  • 入社1年目で印象に残っていることは?
    配属となった福岡ブランチは少数精鋭のチームで、一人ひとりが担う業務が幅広く、プランナー・ライターという職種に留まらない様々な経験をさせていただきました。デザイナーさんのお手伝いをさせてもらったり、企画を考えたり、ライティングをしたり、ディレクションをすることもありました。肩書の枠を超えた経験をさせていただいたことで、仕事の流れを早期に掴めたように思います。
    とにかく何でもチャレンジという感じで、業界も仕事内容も様々でバラエティ豊か。楽しく伸び伸びやらせてもらいました。大変なことももちろんありましたが、振り返ってみると充実していた記憶ばかりです。周りの先輩方の手厚いサポートあってのことなので、本当に感謝しています。
  • 社会人としても慣れてきた3年目以降の業務はどうでしたか?
    3年目の途中で東京に異動となり、仕事の内容も大きく変化しました。4年目からはWeb系の部署でUX関連の案件に関わり、知見を広げていくところから始めました。すべてが手探り状態だったので、実践のなかでチームメンバーとともに学び、情報共有をしながら理解を深めていきました。
    UX案件と一口に言っても、クライアントの課題やご要望によって提案・実施するメニューが異なりますが、取り組み始めたばかりの頃は対応できる手段も少なく、案件のなかで初めてトライすることのほうが多くありました。常に新しいことに挑戦する前向きなチームメンバーのおかげもあって、今では多様なUXメニューに対応できるようになりました。
    複数のアプローチ方法を選択できるようになった一方で、最適な解決手段を導く難しさも感じますが、実践の積み重ねによって応用範囲を広げられたことは、現在所属する部署の対応力に繋がっていると思います。
  • やりがいはどんなところにある?

    物事を想像で語るのではなく、明確な理由をもとに新たなアイデアや改善案を提示できることにやりがいを感じています。これまでは、時間をかけてとにかく深く考えて発想したアイデアが良いのかどうかなど、何が正解かを自身で判断できない場面に多く直面していました。ですが、新たにUXの視点を持ったことで、ユーザー目線で考える・専門家目線で考えるという視点の切り替えができるようになりました。それだけでもサービスの見え方や判断基準が変わってきます。解決すべき課題や、叶えるべきアイデアの優先順位や要不要などを判別できるようになったことで、判断力・決定力も向上しました。クライアント以上にその会社のことを理解するのは難しいですが、サービスを利用するユーザーの気持ち・行動を把握すること、専門家視点で課題・解決策を提示することで、お客様の課題解決に貢献していると強く実感できています。

  • これまでの経験が活かせていると思うことは?
    大きく2つあります。1つはライターという肩書をUXライターに昇華できたこと。これまでに得たライティングの基礎はそのままに、ユーザーを正しいゴールまでスムーズに導くという新たな観点での表現(UXライティング)を心がけるようになりました。細かな文章表現だけでなく、サービスに一貫性を持たせるためのルール作りやガイドライン制作など、仕事の幅も広げられています。
    もう1つは、これまでの経験から「人間中心設計スペシャリスト」という資格を得られたことです。この資格は、人間中心設計・ユーザビリティ関連の実務経験をもとに得られるもので、必要とされる調査能力や設計力は、実務のなかで得られるスキルに直結しています。これまでの経験をもとに今の業務が成り立っているという実感があり、積み重ねの大切さや手応えも感じることができます。肩書としてはUXライター・プランナーであっても、UX専門家という立場で関わる機会も多く、案件に広く貢献できることが嬉しいです。
  • 仕事をする上で大切にしていることは?
    「なぜそれが最適なのか、言葉で説明できるようにすること」です。また「どんなアイデアや成果物に対しても、発想に根拠を持つこと」を心がけています。
    何事も言葉にすることができれば、クライアントに対して説明が必要な場面でも説得力が増します。それは一緒に作業をする社内メンバーに対して依頼する場合も同様で、その考えに至った根拠を示すことで『なぜそうする必要があるのか』というやり取りが減り、手戻りも少なくなります。自分がしっかり納得した上で、自信を持って提案できるようにすることが何より大事だと考えています。
  • 今後の目指す姿(キャリア)、目標を教えてください
    現在メインで対応しているUX案件の多くは、UXプロセスに沿って実施しています。UXプロセスには理想の流れがありますが、各メニューの使い方は自由だと思っています。今後は、その型にはまらない、新たなUXの取り入れ方や活用方法を考えていきたいです。そうすることで、自分自身の仕事の幅が広がるだけでなく、会社全体の対応領域も拡大していくのかなと思います。
    また、プライベートなことで言えば、家庭の都合で京都へ引越しをしました。入社当時は福岡勤務からスタートし、その後東京で勤務、さらに今回から完全テレワーク勤務という形で京都にて業務を続けます。もちろん業務内容や組織体制を鑑みて許可をいただいたのですが、多様性のある働き方をしていけるという所もキャリアの一つかなと思っています。

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